8月23日(土)開催!アメリカ・ニューヨークのアニメイベント「Anime NYC 2025」の『ワンパンマン』パネル オフィシャルレポート公開!
【開催日】
2025年8月23日(土)16:00開演 ※現地時間
【ゲスト】
影山ヒロノブ(JAM Project)、遠藤正明(JAM Project)、きただにひろし(JAM Project)、奥井雅美(JAM Project)、福山芳樹(JAM Project)、松井千夏プロデューサー
【サプライズゲスト】
津田健次郎(アトミック侍役)
日本のアニメやカルチャーを紹介するアメリカ東海岸最大のアニメコンベンション「Anime NYC 2025」がニューヨークで開催され、アニメ『ワンパンマン』のスペシャルイベント「“One-Punch Man” Special Event – The Hero!!」が現地時間2025年8月23日(土)に行われた。ゲストとして、アニメ主題歌を担当しているJAM Projectの影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんに加え、松井千夏プロデューサーが出演。さらに、イベントの後半にはサプライズゲストとしてアトミック侍役の津田健次郎さんが登壇した。
原作コミックスは日本でのシリーズ累計発行部数が3,400万部を突破し、待望のアニメ第3期は2025年10月5日(日)から放送開始となる大人気作『ワンパンマン』。満席の会場の熱狂的な盛り上がりに迎えられ、ゲストが登場。自己紹介を終えたところで、早速ニューヨークの印象を聞かれた影山さんは「以前来たのはコロナになる前だったかな。今、日本はめちゃくちゃ暑いけど、ニューヨークは涼しくて最高です(笑)」と答え、会場の笑いを誘った。アニメファンの規模が前より大きくなっていることに驚いた奥井さん、会場ではなく家からコスプレの衣装を着てくる熱いファンが多いことに気づいた遠藤さんなど、それぞれの視点からイベントの雰囲気を言葉にした。
2025年10月5日(日)から放送開始となるアニメ第3期のPVが上映され観客は大熱狂!
ここからはJAM Projectが手掛けた楽曲に迫っていく。まずは、アニメ第1期のOP主題歌「THE HERO!! 〜怒れる拳に火をつけろ〜」の映像がスクリーンに流れる。作曲について聞かれた影山さんは「サイタマはどんな敵でも一発で倒すので、すごくロックな曲にしたいと思いました。サイタマが個性的なので、曲も普通のアニソンよりも個性的にしたかった」と曲の構想を語り、続けて「デモではギターで弾いたメロディーを持っていくんですけど、Aメロが『ウンウン・ウンウン・ウン・ウン・ウン・ウン、ウニャニャワー、ウニャニャワー』って(笑)。皆からこの曲変じゃねと言われて」と制作秘話を振り返り、客席は大きな笑いに包まれた。
次にアニメ第2期のOP主題歌「静寂のアポストル」の映像が流れる。楽曲について聞かれた遠藤さんは「メンバーで曲を書くことが多いんですけど、この曲は今ここにいないヒカルド・クルーズが作曲し、作詞は日本で有名な森雪之丞さんが担当されています。自分たちにとっても新鮮に歌える曲です」と語った。きただにさんは「この曲は一番低いところから高いところまでレンジがあるので、自分が最強になった気分で歌っています!」と歌唱時の心持ちを明かしてくれた。福山さんは「『THE HERO!!』では僕が高いところを歌っていますが、この曲は最後の高いところをヒカルドが歌っているので、安心していました! でも今日はヒカルドがいないので僕がやります」と語った。奥井さんは「『ワンパンマン』の楽曲はハードなロックなので、男性の力強さが全面に出ているんですけど、私はエッセンス的に入ることが多くて、雄叫びのある福山さんや遠藤さんとは違ってとても楽です(笑)」と、唯一の女性メンバーの目線で語った。その後も実は「静寂のアポストル」のキーが最初は1音半低かったという貴重なエピソードが次々と飛び出した。
続いて、10年もアニメ『ワンパンマン』が愛されている理由について聞かれた松井プロデューサーは、「10年も経っているのにまだお待たせしてしまい大変申し訳ないですが、それなのにここまで愛されるのはこの作品が特別だからだと思っています」と答えた。さらに、「ここまでシンプルな顔のヒーローはいないと思います。誰しもが憧れる存在でありながら、同時に親しみが湧くユニークな存在」と続け、ファンからは感謝の声と拍手が巻き起こった。
そして、話題は9月14日(日)にアニメ10周年を記念して練馬文化センター 大ホールにて開催される「ワンパンマン マジ音楽祭」へ。「過去2回のイベントはカラオケで(の歌唱で)した。次の『マジ音楽祭』では、バンドと一緒に生でライブができるのですごく楽しみにしています」と影山さん。続けて、スクリーンにJAM Project 25周年を記念した2025年11月開催のライブツアー「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」、世界中のファンの皆さんに感謝を伝える企画「ARIGATO TOMODACHI PROJECT」の映像が流れた。
ここでサプライズゲストとして津田さんが登場! 客席は再び熱狂の渦に包まれる! 早速、第3期について聞かれた津田さんは「第3期、アトミック侍が結構活躍します。収録はもう始まっているので、ぜひ楽しみにしていてください」と語った。津田さんがグッズTシャツを着用している「マジ音楽祭」は、海外からも見られる配信チケットが販売中とのことで、客席から歓喜の声が上がった。
そしてもう一つのサプライズ! きただにさん(8月24日(日)生まれ)、遠藤さん(8月28日(木)生まれ)の誕生日が近いお二人を会場のファンと共にお祝いすることに。花束を受け取って幸せそうなお二人に、津田さんのカウントで客席のファンが一体となってバースデーソングを歌唱。すると、それを見ていた福山さんがおもむろに「September 14」と来月に訪れる自身の誕生日を呟き、客席は爆笑と歓声に包まれた。記念撮影を挟み、いよいよJAM Projectによるライブへ。
その前に、ここでお別れとなる松井プロデューサーと津田さんが客席のファンへ言葉を届ける。「新しい映像をお見せできず申し訳ないのですが、スタッフの皆さんが鋭意制作中ですので、第3期の放送を期待して待っていてください」と松井プロデューサー。「もし日本でキャストの誰かに会ったら、アメリカでもめちゃくちゃ盛り上がっていると伝えておきます。第3期も全力で面白いものにしたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」と津田さん。
そして、JAM Projectのスペシャルライブがスタート!
1曲目「静寂のアポストル」から会場は一気にヒートアップ! 力強い歌声が響き渡り、会場を圧倒!
影山さんの英語によるMCで会場の熱気はさらに上昇し、『ワンパンマン』イメージソングメドレーで突入!(サイタマイメージソング「豪腕パンチ」、ジェノスイメージソング「Burning Blue ~蒼炎のソルジャー~」、音速のソニックイメージソング「残像のリベンジャー」、ヒーローイメージソング「ENTER THE HEROES」)
続く「SKILL」では、「「I can fly!」の後のジャンプや「Motto! Motto!!」の合いの手で会場が一体に。
そしてラストは「THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ!~」の迫力満点のパフォーマンス! 最後まで熱気が途切れることなく、ライブは大盛況のうちに幕を閉じた。
そして、最後のビッグサプライズ! 影山さんが「I have a big information!!」と英語でファンに呼びかけると、スクリーンに第3期主題歌解禁映像とBABYMETALのコメント動画が流れる! ここで第3期のOPは主題歌はJAM Project feat.BABYMETALであることが明かされた! 第3期主題歌について聞かれた影山さんは「『ワンパンマン』らしさをしっかり残したかったので、『THE HERO!!』と同じラインにあり、そして、かなり力強い曲を頑張って作りました」と興奮気味にコメント。ビッグニュースの発表にファンの大声援に包まれ、スペシャルイベントは大盛況の内に幕を閉じた。