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10月10日(土)開催 ニューヨーク・コミコン2026 『ワンパンマン』パネル オフィシャルレポート到着!

2026.10.16 おしらせ

【開催日】
2026年10月10日(土)13:30開演 ※アメリカ時間
【出演者】
緑川光(ガロウ役)/MC:Catherine Kobayashi

【オフィシャルレポート】
日本のアニメやカルチャーを紹介するアメリカ東海岸最大級のアニメコンベンションで、今回で20周年を迎えた「ニューヨーク・コミコン2026」がニューヨークで開催され、アニメ『ワンパンマン』のスペシャルステージ「ONE‑PUNCH MAN Special Panel: The Voice of Garou(『ワンパンマン』スペシャルパネル:ガロウの声)」が、現地時間2026年10月10日(土)に行われた。ゲストにはガロウ役の緑川光さんが登壇し、舞台裏トークや緑川さんおすすめシーンの生アフレコなどファン垂涎の内容が展開され、大盛況となった。

原作コミックスのシリーズ累計発行部数は3,800万部(2026年7月時点/紙・電子合計)を突破し、国内外から絶大な人気を誇る本作。会場では開演前からファンの熱気が充満し、大きな歓声と拍手に迎えられてゲストの緑川さんが登場。同時通訳を交え、対談形式でステージは進行した。
仕事でニューヨークを訪れるのは今回が初めてだという緑川さん。挨拶の中で『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の大ファンであることを明かし、「ニューヨークでは至るところでグッズが売られていたのでとてもご機嫌です」と話すと、会場に笑顔が広がった。久しぶりの海外でのイベントということで、「日本とは明らかに空気感が違っていて、先ほど出迎えてくれた時の『Whoo! Whoo!』という歓声がすごく嬉しかった」と語り、現地のファンとの距離を一気に縮めた。海外の反響についても、「SNSなどで、ほぼリアルタイムに感じている」とのことで、「世界中の皆と一緒に作品を応援しているようで嬉しい」と喜びを伝えた。

本作品に初めて触れたときの印象について尋ねられると、「よく戦っているなと思いました(笑)」と率直に話し、会場は大爆笑。ガロウ役はオーディションではなくオファーだったようで、「(漫画を読んでいて)ずっと戦っていて驚いた」とのこと。「これまでバトル系の作品は色々演じてきましたが、『ワンパンマン』は想像以上に戦いの連続で新鮮でした」と語り、本作の魅力の一つである圧倒的なバトル描写に強い感銘を受けた様子だった。

アニメ放送開始から10年以上、そしてガロウが登場した第2期の放送からも7年以上が経った現在の心境について、「現実では7年以上が経っていますが、アニメでは第2期の続きということで、時間感覚のギャップがありました」とコメント。「一方で、さっきもタレオに会ったなという感覚もあり、自分でも歳を取ったという意識を無くして挑みました」と、ガロウ役を演じるにあたっての想いを語った。

長きにわたり世界中のファンから愛され続けている理由は何か――。緑川さんは、「敵側のキャラクターがギャグマンガに出てきそうなのに、すごく強い。アメコミと日本のマンガの面白いところをミックスしたような感じが楽しくて、今までのヒーローものとは違う点が日本や海外で支持されているのかなと思う」と分析した。

敵味方ともに、本作には個性豊かなキャラクターたちが多数登場するが、中でも緑川さんがお気に入りのキャラクターが「キング」だと言う。「これは日本の取材でもずっと言っているのですが、どこまで彼のラッキーが続くのかなと…」と話して会場の笑いを誘いつつ、「キング以外だと、派手なアクションも好きなので、ジェノスも好きです」とキャラクター愛を覗かせた。

話は制作の舞台裏に移り、アフレコ現場で印象に残っていることについて伺うことに。本作ではクセの強いキャラクターが多いため、新しく怪人を演じる役者は、音響監督と密にコミュニケーションを取りながら役を探っていくという。「弱そうに見える怪人などは外見に合う演技をしたくなるものですが、『実は強いので、そこまで弱い感じにしないでください』というディレクションもあって、そこは客観的に聞いていて面白かったです」とコメント。外見と実力にギャップのあるキャラクターが印象的な『ワンパンマン』ならではの苦労がうかがえ、観客も興味深く耳を傾けていた。

続いて、事前にSNSで募集したガロウに関する質問に、緑川さんが回答していくコーナーへ。ちなみに、緑川さん自身が考えるガロウの魅力は、「戦いが強く、我が道を行く」という面に加え、「タレオと会話をしているときの優しいお兄ちゃんらしさが出ているところ」とのこと。ファンからの1つ目の質問は、「ガロウは強気に振る舞っているが、タレオとの関係には彼の本当の優しさが表れている。声優として、ガロウとタレオの絆は収録中にどれほど心に響いたか?」というもの。これを受けて、緑川さんは「ガロウは一貫して弱い者には簡単に手をあげないところがある」と話し、「怪人でありたいけれど、悪側に染まることなく、タレオとも良い関係性を続けているところに、彼の芯の強さが見える」とコメント。アフレコでは人気声優が多く出演していることもあり、スケジュールを合わせるのが大変だそうだが、タレオ役の藤原夏海さんとはほぼ一緒に演じられているという。「やっぱり一緒だと呼吸が分かりますし、1人で芝居をするよりも、彼女のお芝居によってより良い芝居にしてもらえることもあるので良かったなと思います」と振り返った。

2つ目の質問は、「ガロウとして、力強いセリフを言う時はどのような気持ちになるか」。これには、「当然彼の気持ちになりきる」と前置きしつつ、「アニメーションに合わせないといけないので、ちょっと冷静な自分もいる」と回答。絵に合うようにセリフの速度などを計算しながら演じているとのことで、「冷静な自分と感情的な自分が同時進行で混在するので、何年やっていても、アニメーションは難しい」とコメント。その妥協のない姿勢に、客席からは深い感嘆と大きな拍手が贈られた。最後の質問は、「もしガロウと1日一緒に過ごせるとしたら、何をしたいか」。緑川さんは、ガロウの得意とする武術「流水岩砕拳(りゅうすいがんさいけん)を教えてもらいます」と回答し、「間近で見てみたい」という素朴な思いに会場からも笑いが漏れた。

続いて、緑川さんによるガロウのお気に入りシーン――「第3期第5話」より、育ちすぎたポチとの戦闘前のワンシーンをスクリーンで紹介。選定理由は「ガロウとタレオとの関係性が好きなので」とのことで、同場面のセリフを生朗読することに。嬉しいサプライズに客席も大興奮し、盛大な拍手が起こった。ガロウを演じるうえで特に意識していることについて聞かれると、「以前出演したアニメ『スクライド』(2001年放送)でも割と戦うシーンがあったのですが、若い頃はテストを2回行ってから本番でも問題なかったのですが、今は年齢的なこともあるのか、終盤で声がかれちゃうことがあって…」と打ち明け、「テストではあえて抑えて、本番により良い芝居ができるよう調整することを意識しています」と話した。年齢を重ねると叫ぶキャラクターを演じるのは大変とのことで、「どちらかと言うと『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイのような低音でボソボソしゃべるようなキャラクターの方が割合的には多いので、ちょっと頑張らなきゃなと思っています(笑)」とベテランならではの心境を語った。

ここで、アニメ『ワンパンマン』第3期第2クールのPV第1弾とキービジュアルが解禁。さらに、2027年1月の放送決定が発表され、会場は熱い歓声に包まれた。

その後、ファンへ向けてのメッセージとして、「まずは良い芝居をしたいと思っています。(アニメ本編の)絵を作っている方々に『こんなに良い芝居をされたんじゃ負けられないな』というふうに思ってもらえたら嬉しいなと思います。完成を見る頃には仕事も終わっているので、一ファンとして楽しめたらいいな」と新クールへの期待を語った。

最後は緑川さんの「ワンパンチ!」の掛け声に合わせて、会場全員でパンチのポーズを取りグループフォトを撮影することに。「僕、サイタマじゃないですけど大丈夫ですか?」とお茶目に確認しつつ、手元には日本から持ってきたガロウのぬいぐるみを準備。サイタマ役の古川慎さんからぬいぐるみにサインを書いてもらってきたとのことで、古川さんの想いも一緒に撮影し、本イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。